プリンペランは吐き気止めの胃腸薬。しゃっくりを止める薬として用いられることもあります。錠剤が主ですが、妊娠のつわりには点滴や注射が用いられます。プリンペランは、まれに副作用が現れることがありますので、添付文書の指示どおりに服用することが大切です。
プリンペランはメトクロプラミドを主成分とした胃腸薬の商品名です。プリンペランは、弱った胃腸の運動を活発にすることで、吐き気や嘔吐、食欲不振や膨満感、胸やけなどの症状を改善します。脳の嘔吐中枢をおさえる作用もあります。プリンペランは吐き気を止めるための薬として有名で、例えば、胃炎や胃潰瘍、抗がん剤の副作用、放射線治療の副作用、麻酔薬の使用などによって起きる吐き気を抑えるために用いられます。X線検査時のバリウムの通過促進として、または消化管疾患が原因と考えられるしゃっくりに用いられることもあります。プリンペランには投与薬として、錠剤、散・細粒、シロップがありますが、注射液や点滴もあります。妊娠中の激しいつわりの場合には病院でプリンペランの点滴を用いた治療が行なわれることが多いようです。プリンペランは医師の処方箋が必要で、市販で購入することはできません。
人によっては、プリンペランによって腹痛や下痢、めまい、眠気等の副作用が現れます。ホルモンの乱れによる生理不順や乳汁分泌、男性の乳房がふくらむこともあります。これらはそれほど心配のない副作用ですが、早めに医師に受診してください。また、めったにないようですが重い副作用として、ショック・アナフィラキシー様症状として、冷汗、顔面蒼白、手足の冷え・しびれ、じんま疹、顔や喉の腫れ、息苦しさ、血圧低下、目の前が暗くなり意識が薄れるなどや、急激な体温上昇、筋肉のこわばり、体の硬直、頻回なまばたき、けいれんなどが表れる場合があります。特に子供や高齢の人、腎臓の悪い人、長期大量服用した場合には副作用に注意が必要です。
診察の際、持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。褐色細胞腫(副腎の病気)や腸に出血や閉塞のある人はプリンペランを用いることができません。子供、高齢の人、腎臓病、体の弱っている人なども服用に注意が必要です。また、他に薬を飲んでいる場合も医師に伝えましょう。安定剤や抗うつ薬といっしょに飲むと、副作用が強まるおそれがあります。けいれんや神経痛の薬カルバマゼピン(テグレトール)と飲み合わせた場合、中毒症状をまねくおそれがあります。胃腸薬で痛み止めの抗コリン薬といっしょに飲むと、お互いの作用が弱まることがあります。また、この薬の吐き気を止める作用によって、ジギタリス系強心薬の中毒の症状である吐き気や嘔吐を見逃すおそれがあります。使用にあたっては添付文書に従い、指示どおりに飲んでください。服用により、眠気やめまいを起こすことがありますので、車の運転や危険な仕事、高所での作業には十分注意するようにしてください。